今年度も実施!川合ゼミの学生たちが大学での学びを生かして高校生の授業をサポート

今年度も実施!川合ゼミの学生たちが大学での学びを生かして高校生の授業をサポート

公開日:2021年12月23日

川合ゼミ

本学では、2019年3月に兵庫県立猪名川高等学校と高大連携を締結。それに伴い、商学部経営学科・川合宏之准教授のゼミでは、同校の1年生の授業サポートを行っています。

3回目を迎える今年度は、少しでもお互いのことを知ってから授業に入れるよう、初めて交流会を導入。9月6日(月)に、川合ゼミに所属する2~4年生の学生34名が同校を訪問し、高校生との交流を図りました。

高校・大学連携

4クラスに分かれた学生たちは、まずは自作のネームプレートを手に全員の前で自己紹介を行いました。その後、各班に分かれ、『大学生活』や『進路選び』について、また『高校時代のこと』などをテーマにフリートーク。最初は緊張気味だった高校生たちですが、年齢が近いこともあり少しずつ打ち解けていき、自分たちからもいろいろと質問をするように。スタート時は静かだった教室に、最後は笑い声が広がっていました。

猪名川高等学校

経営学科

川合ゼミの学生たちがサポートするのは、1年生の『総合的な探究の時間』の授業。この授業のなかで、高校生たちは『あなたが猪名川町長だったら』をテーマに地域活性化の提案を考え、最後に町長に向けて発表を行います。2020年度からは『提案の根拠をデータによって示す』ことにも取り組んでおり、学生たちは大学での学びを生かし、“説得力ある発表”ができるようアドバイスしていきます。

9月13日(月)・27日(月)・10月11日(月)・11月22日(月)
授業サポート【データ収集&分析】【発表に向けた最終準備】

川合ゼミ

少しでもお互いのことを知ってから授業に入れるように、との思いから初回を交流会に設定してスタートした今年度。2回目の訪問となった9月13日(月)から、本格的に高校生たちの取り組みをサポートしていきました。

13日(月)・27日(月)・10月11日(月)の授業では、同校が昨年度から導入した地域経済分析システム【RESAS】を使い、提案の根拠を示すためのデータ収集と分析を実施。ゼミ生たちは、さまざまな角度からテーマを考えてみることなどをアドバイス。それをもとに提案を考えていきました。高校生たちも、視野を広げることで可能性が広がることを感じたようでした。

高校生と取り組む学生

最後の訪問となった11月22日(月)は、発表に向けた最終準備をサポートしました。この日までに高校生たちが行ってきたパワーポイント作成や発表練習を踏まえての最終調整。本番で気をつけたいことやプレゼンのコツなどをアドバイスしました。

次回はいよいよ、猪名川町長に向けての発表になります。

11月29日(月) 【第5回猪名川町の未来を描く高校生フォーラム】を見学

壇上に立つ学生

2か月間にわたり、高校生たちの取り組みをサポートしてきた川合ゼミの学生34名。その集大成となる【第5回猪名川町の未来を描く高校生フォーラム】が11月29日(月)に実施され、ゼミ生たちも同校を訪問。高校生の発表を見守りました。

発表を聞く学生

体育館での発表

例年と違い、猪名川町役場と同校を中継で結び、誰でもオンライン上で視聴できるスタイルで行った今年度の同フォーラム。昨年はコロナ禍の影響で中止となったため、2年ぶりの発表の場となりました。全5回の授業を通して、ゼミ生から提案内容はもちろんプレゼン時のアドバイスも受けてきた高校生たち。画面の向こうにいる、猪名川町長をはじめとする錚々たる顔ぶれの審査員に向け、堂々とした立派な発表を行いました。ゼミ生たちも真剣に耳を傾け、発表が終わるごとに盛大な拍手を送っていました。

壇上で発表する学生達

全チームの発表終了後は、審査員の方々による協議が行われました。その間に、エキシビションとして川合ゼミの2年生4名が壇上にあがり、提案を発表。「高校生に負けないよう、見本となる提案発表を」と取り組んできただけあり、審査員の方々からも「さすが大学生」と称賛の声が。高校生にとっても、自分たちと何が違うのか、を考えるいい機会になったようです。

アドバイスする学生

相談に乗る学生

過去最多の訪問となった今年度。初年度から3年連続で参加している4年生は、「逆に高校生から学ばせてもらうことも多く、自分のほうが成長させてもらった」と言います。大学での学びを生かして高校生たちをサポートすることで得られる達成感と充実感。それぞれが、今回の取り組みを通して感じたようでした。

高大連携での取り組みは、学生たち自身が成長を感じられる貴重な経験になっています。

猪名川高校 巽利行先生のコメント

今年は、昨年度よりも長い期間に渡ってサポートいただきました。最初の時間には交流会も行い、それによって大学生の皆さんも授業に入ってから積極的に話すことができたのではないかと感じています。そのおかげで、話も進み、いろいろなアドバイスもしていただき、生徒たちにはかなりプラスになったので、とてもよかったと思います。大学生の皆さんも、生徒たちに指導してくださったことで、ああいった発表ができたんじゃないかなと思うので、お互いにとってすごく意義のある、価値のある交流になったと思います。

発表後の2年生へのインタビュー

学生にインタビュー

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