昨年度を超える提案に挑戦。 兵庫県洲本市との3年目の『域学連携』がスタート!

昨年度を超える提案に挑戦。 兵庫県洲本市との3年目の『域学連携』がスタート!

公開日:2022年7月12日

学内説明会

洲本市との社会共創プログラム

2020年度にスタートした、兵庫県洲本市との社会共創プログラム『域学連携事業(※)』も今年で3年目。昨年度は、洲本市役所の担当者から「充実した発表会だった」と高い評価をいただきました。

※)洲本市の住民・行政と大学が連携して地域の活性化を図る【課題解決プロジェクト】

そして4月21日(木)、学内説明会を行い、今年度の活動がいよいよ始動。参加した約40名の学生は、担当教員である人間社会学部観光学科の金 承珠准教授より、事業趣旨や今後のスケジュールについて説明を受けました。

学内説明会の様子

説明会に参加する学生

今年度の大テーマは、『「鮎屋(あいや)地区」の観光資源・特産品を活用した地域活性化提案』。オートキャンプ場の活用を含めた地域活性化、を学生目線で提案していきます。

今後は、5月にフィールドワークを実施。現地でしか得られない情報や体験を踏まえたうえで、7月の中間発表に向けて各グループごとに調査・企画を立案。8月下旬~9月上旬ごろ、関係者出席のもと洲本市にて最終発表を行う予定です。

フィールドワーク

中間発表

5月14日(土)、本企画に参加する学生たち約30名が、洲本市でのフィールドワークに参加。今回の提案の舞台となる場所を視察しました。

今年度の大テーマは、『「鮎屋(あいや)地区」の観光資源・特産品を活用した地域活性化提案』。オートキャンプ場も含めた地域の活性化案を考えていきます。

メモを取る学生

写真を撮る学生

地元の方の説明1

地元の方の説明2

学生たちは地元の方からの説明を受けながら地区内を見学。ひとつひとつの説明に一生懸命耳を傾け、取りこぼさないようにメモをしたり、至るところで写真や動画を撮影したり。また、気になったことや疑問に感じたことを、同行していた地元の方に積極的に質問する姿も見られました。

地元の方の説明1

2~3年生が多いなか、入学してすぐ今回の企画に参加した尾﨑葵さん(人間社会学部観光学科1年)。興味があったというフィールドワークを終えて感じたのは、「この鮎屋地区はすごく自然が豊かで、自分の出身地(岡山県真庭市)ともすごく似たところがある」ということ。だからこそ「いい提案ができれば」と意気込みを語りました。

直接足を運び、自分の目で見て、その空気感や雰囲気を実際に体験することでしか、気づけないことがたくさんあった様子の学生たち。7月の中間発表に向け、このフィールドワークでの気づきや学びを生かし、より具体的な提案を考えていきます。

中間発表

中間発表

5月に実施した洲本市でのフィールドワークを通しての体験、得た気づきなどをもとに、提案を考えてきた学生たち。その中間発表を、7月9日(土)、本学にて行いました。

今回参加したのは10チーム。昨年度は、洲本市とZoomをつないでのオンライン発表でしたが、今年は対面での実施。本学を訪れた洲本市の担当者やNPO法人「鮎屋の滝ふれあいの郷」の方々約10名を前に、チームごとにそれぞれの提案を発表しました。

資料を片手に発表する学生

対面での発表会の様子

学生たちが約2カ月かけて考えた提案ひとつひとつに、真剣に耳を傾けられていた洲本市の方々からは、「地域住民にとって温かみのある提案」「テーマや着眼点が素晴らしい」と高評価をいただきました。ただ、「手段ありきでターゲットが設定されている」「もう少し鮎屋らしさがほしい」といった指摘も。

アドバイスをする教員

アドバイザーとして同席した教員陣からは厳しい言葉が多く聞かれましたが、より現実的かつより良い提案にするために、必要なことや改善点が明確になった学生たち。ここから再び試行錯誤を重ねながら、最終発表に向けて取り組んでいきます。

本学には、幅広い業界の企業や地域・自治体と連携し、それぞれが抱える課題解決に学生たちが取り組む『社会共創プログラム』が多数あります。学生自身が、仲間と協力しながら調査・企画・提案から商品化・実用化までを行い、問題解決力を身につけていきます。

昨年度の様子

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