包括連携協定を結ぶ神戸市西区の取り組みに、本学学生が運営ボランティアで参加！
公開日：2022年3月29日
2月23日（水・祝）：西区役所でワークショップが開催
神戸市西区では、小学生向けの学びの場としてさまざまなイベントを主催。そのひとつである『推しベジプロデュース！～西区野菜を大学生と販売体験～』は、本学の学生3名を含む西区で学んでいる大学生たちが主体となって企画・運営しています。
このイベントは、西区で作られている野菜について、大学生と小学生が一緒に学び、PR・販売までを行うもの。2月23日（水・祝）には、西区役所でワークショップが開催されました。
第1回目となったこの日は、大学生と小学生それぞれが自己紹介を行った後、野菜を販売する際に使用するPOPやチラシを一緒に制作。また、販売方法についての意見を出し合った際には、柔軟な発想で大人顔負けの斬新なアイデアを繰り出す小学生に、大学生たちもびっくりしていました。
参加した学生のコメント
藤井尚輝さん（経済学部経済学科2年）
「ボランティアには時々参加していて、今回も時間があったので応募してみました。人前で話しをするのは苦手なので、みんなの前で話すのは少し疲れました。打ち合わせのときは、小学生に質問してもシーンとなるだろうと思っていましたが、ワークショップでは小学生たちがちゃんと考えて質問に回答してくれたので、びっくりしました」
松元萌々花さん（商学部マーケティング学科1年）
「図書館サークルLibroで、小さい子どもたちに本の読み聞かせをする活動に参加したことはありますが、今回のようなボランティア活動は初めてです。販売方法の提案がいっぱい出てきたり、小学生は考えることが柔軟。子どもたちと接して、とても楽しかったです」
3月19日（土）：子どもたちと西区内で生産されている野菜を販売
神戸市西区が主催するイベント『推しベジプロデュース！ ～西区野菜を大学と販売体験～』。これは、地元野菜の魅力を小学生に知ってもらおうと企画されたもので、本学の学生たちも企画・運営に携わっています。
3月19日（土）には、第1回目【2月23日（水・祝）開催】のワークショップで作ったPOPやチラシを使って、西区役所にて小学生と一緒に野菜の販売に挑戦。9時30分と11時の2回わけて、14種類の新鮮な野菜を販売しました。
まず最初に、大学生リーダーの藤井尚輝さん（経済学部経済学科2年）が、農家の方の紹介や今日の仕事・役割について説明。その後、小学生たちは「どうしたらお客さんの目に留まるか？」を考えながらPOPを飾りつけていきました。
そして、いよいよ販売スタート。すると、大学生と小学生たちは2班にわかれ、ひとつの班は駅周辺でチラシを配り、もう一班は元気よくお客さんを呼び込み、野菜の特長や調理方法を説明しながら接客。その甲斐もあって、用意した野菜はほぼ完売となりました。
みんなで協力して販売した、地元の‟推し野菜”。2日間という短い時間でしたが、農家の方や小学生との交流を通じて、運営に携わった学生たちは多くの学びを得ることができたようです。
本学は、神戸市西区と包括連携協定を結んでいます。
西区役所は、2月14日（月）に西神中央駅前に移設オープン。大学からのアクセスが便利になりました。今後も一層、双方の強みを生かしながら、協力して地域が抱える社会課題に取り組んでいくことができそうです。
参加した学生のコメント
藤井尚輝さん（経済学部経済学科2年）
「子どもたちに、西区の野菜の良さや農家の方の思いをどれだけ伝えられたのか。大人だとなんとなくわかることも、子どもに伝えるにはかみ砕いて話さないといけないんだな、と説明の難しさを感じました。また、準備から最後の振り返りまで、子どもたちのリズムに合わせてスケジューリングしたり、自分たちの役割分担を決めたり。初めての経験だったので勉強になりました。駅周辺で、子どもたちが通りがかりの方にチラシを配っても受け取ってもらえなくて・・なかなか厳しいなと思いました（笑）」
江口由衣夢さん（商学部マーケティング学科2年）
「自分が通っている大学がある地域に関わり活性化できたらいいな、と思って参加しました。今回は子どもたちと一緒にレジ係を担当したのですが、お金を扱うので子どもにどれくらい任せていいのか、判断に迷いました。子どもたちは、大人相手にどんどん呼び込みの声がけをしていて・・すごいな、と。
また、今回参加したことで、『ルタバガ』という野菜があることを初めて知りました。今は、老人ホームのレクリエーションや地域の運動会の運営にも興味があります。地域で助け合いができたらいいな、と思っています」
