次なる挑戦へ!学生起業家としての経験を生かし、卒業生とタイアップ

次なる挑戦へ!学生起業家としての経験を生かし、卒業生とタイアップ

公開日:2020年12月21日

流通科学大学 学生起業家

起業や事業承継を目標とする学生を対象に開講している【創志塾 Start up】内の企画、『流科大版 マネーの虎』を経て、2019年3月に合同会社cup of talk coffeeを起業した丸山いつ季さん(人間社会学部人間社会学科4年)。以降、本学のレストラン内にオープンしたカフェや学外のイベントなどでこだわりのコーヒーを提供してきました。

そして半年前から、本学の卒業生・岡本健司さん(商学部・2004年3月卒業)が自社で運営する就労支援のカフェで、『実店舗開業』という夢のために店舗経営を学んでいます。

これは、丸山さんの活躍を知った岡本さんが「同じ経営者として頑張っている学生の力になりたい」と、協力を申し出てくれたことで実現したもの。岡本さんは、10年前に合同会社生活サポート/合同会社就労サポートを設立。現在は、ほかに3名の本学卒業生も運営に加わり、さまざまな支援に取り組まれています。

焙煎珈琲

流通科学大学 学生起業家

コーヒーカップ

今回、丸山さんが店舗運営を学ばせてもらったのは、自立支援サポートの一環として運営されているカフェ。とはいえ、お店は壁紙と床がリフォームされただけの状態だったそう。「将来、自分の店舗を出すための経験としてお店をプロデュースしてみてほしい」と打診された丸山さんは、店内のインテリアを考えたり、丹波の職人さんにカップをオーダーメイドしてもらったり、と一から店舗づくりに挑戦。そのなかで、お金の流れや経営のイロハを学んでいきました。

流通科学大学卒業生

半年に渡り、実践を通して店舗づくりや経営を学んできた丸山さん。貴重な機会を提供してくれた先輩たちに対して、「流科大を卒業して、いろいろな活動をして、ここまで会社を大きくされているのを見て、自分も頑張りたいという気持ちになりました。温かい人柄の方ばかりで、会社全体がすごく家族っぽい。私にも家族みたいに接してくれて、すごく心の支えになりました」と、感謝の言葉を口にしました。

店舗運営を実体験で学ぶ貴重な経験をした丸山さん。一方、岡本さんにとっても、こだわりの店舗づくりを提案してくれた丸山さんの存在が、お店のクオリティを引き上げる結果になるなど、双方にとって良い効果を生み出しているようです。

INTERVIEW

丸山いつ季さん

Q:このお話を受けたとき、どう感じましたか?

A:まったく携わったことのない分野でしたが、自分にとって大事な経験になるんじゃないか、と。大学で心理学を専攻していることもあり、元々は福祉関係に携わりたかったので、すんなり受け入れられたというか、「やりたい!」と思いました。

Q:今回チャレンジしてみようと思った理由は?

A:接客においては、いろいろなお客さまのニーズに応えられる力が必要です。ホスピタリティの面でも、考えをうまく口にされないお客さまの気持ちを自分たちからキャッチしていかないといけません。そういう能力って身につけるのが難しいので、こういう経験をすることでもっと視野が広がり、接客やホスピタリティ精神の向上につながるかな、と。【cup of talk coffee】は、コーヒーも強みだけど、接客も強み。いろいろな人と関わったり、言葉を交わしたり。そういう温かみをこれからも大事にしていくためにも、いい経験になると思いました。

丸山いつ季さん

Q:実際にお店づくりを経験してみてどうでしたか?

A:お店づくりには、実際どれくらいの費用がかかって、どこまでできるのか。実際にやってみないとわからないことがあったので、これくらいまでなら自分でもできるんだ、と。こういった経験があると、自分のお店を出すにあたってもイメージが湧きやすいし、すごくいい経験になりました。

Q:利用者の方への指導についてはどうでしたか?

A:できる限り、噛み砕いた言葉で、わかりやすく伝えること。どれだけ「やりたい」「楽しい」と思ってもらえるか。それを意識しました。ただ、そういう意識は持ちながらも、私自身が自分から楽しむことで、皆さんと一緒に楽しめたらいいな、と。今まで人に教えたりトレーニングしたりという経験はしてきましたが、伝え方とか雰囲気作りとか、初対面の方とどういう風に一緒にやっていくか、ということを学びました。

Q:この半年で得たものは?

A:店づくりよりも、人とのかかわり方を学べたような気がします。

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