それぞれの個性に才能がある。人間力を磨いて キャラ勝ち(キャラ価値)を ープロデュース論ー

それぞれの個性に才能がある。人間力を磨いて
キャラ勝ち(キャラ価値)を ープロデュース論ー

公開日:2020年9月18日

森貴輝氏

マスコミの第一線で活躍する講師を招き、新たな価値を生み出す力を学ぶ『プロデュース論』。前期最後となる第13回目のオンライン講義を、7月23日(木)に行いました。

今回の講師は、広告代理店である株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ 関西メディアビジネス局 メディア営業推進グループ長・森貴輝氏。入社以来、一貫して テレビメディアバイイングに従事し、スピーディーなメディア環境の変化のなかで、ADKのメディアビジネスを統括されています。
大学を卒業してから22年間、ずっと広告代理店で仕事をしてきた森氏は、その経験を通して感じた『キャラ勝ち(価値)人間力プロデュース』をテーマにお話しされました。

CMを見るだけで経済の流れが見えてくる!?

講義の最初に、森氏は自己紹介がてら、過去〜現在まで自身が携わった仕事の概要やクライアント、また広告代理店のビジネス構造について解説。その後、ご自身のメインのお仕事であるテレビCMについて、おもしろい話を聞かせてくれました。
人気番組にCMを1回(60秒)放送する価格とは? それを視聴人数1人当たりで換算するといくらになるのか? また、日本経済が冷え込んでいるときによく放送されるCMとその理由 など、なかなか知ることができない貴重な話に学生たちも興味津々でした。森氏は、「CMを見ているだけで日本経済の流れ、雰囲気が見えてくる。そういう意識で見ると、テレビの見方が変わってくるし、おもしろいと思う」と言います。

どんなビジネスも人間関係で成り立っている

テレビでCMを流す時間は放送基準法で定められているそうです(1週間で総放送時間の18%以内)。そのため、日々競争&交渉なのだとか。そこで重要になってくるのが、この日のテーマである『キャラ勝ち(価値)人間力プロデュース』。「結局は、人対人。判断するのは人だからこそ、人間関係ができていればビジネスが成り立っていく。社会人に問われるのは人間力」と、森氏は話します。では、どうすれば人間力が磨かれるのか。また、『キャラ勝ち(キャラ価値)人間力プロデュース』とはどういうことなのか。「大きく3つある」というその要素について説明されました。

世の中に隙間のない時代。自分なりの『やりがい改革』を

世の中にまだまだたくさん隙間があり、もっと世の中をよくするためにその隙間を埋めにかかっていた自分たちの世代に対して、講義を聴いている学生たちを『世の中に隙間がない時代からスタートした世代』と分析した森氏。さらに、その世代が価値観を設けるための基準、やりがいや生きがいにつながっているもの、について解説。そのうえで、今あるような『働き方改革』ではなく、「自分自身の‟やりがい”や‟生きがい” を見つけられるような、自分なりの『やりがい改革』を」と学生に伝えました。
次に重要なこととして、『インプット』と『アウトプット』を挙げました。自分が没頭できるものや大好きなことに対してたくさんインプットをして、自分自身の肥やしにすること。肥やしができたら、必ずアウトプットをすること。その理由は「自分の『好き』や『色』を発信することで、相手の記憶に自分の存在を残すことができる」から。

#を積み重ねて、自分のアイコンを作ろう!

森氏は、「挫折も含めいろいろな経験をすることで、自分を表現するときに、#(ハッシュタグ)のようにすべて付け加えることができる」と言います。この#の積み重ねによって自分というものを見つけていける、と。そのうえで、「それぞれの個性に才能がある。決して周りと比べて優劣をつけるものではない」とアドバイスしました。それが、結果的にアイコンとなり、相手にワンメッセージで自分を伝えることができる。つまり、人間力になっていくのだ、と。

いろいろなキャラの集合体が新たなモノを生み出す

最後に森氏は、「僕はたぶん、これを聞いてくれている皆さんが、新しい商品を開発して『こんなものができました!』と言ってくれたら、ものすごく感動するだろうな、と。自分の子どもに、実はあのとき講義を聞いていた学生たちが今すごく活躍しているんだ、と僕は言いたい。だからぜひ、自分が没頭できるような‟コト”や‟モノ”を見つけて、先人たちをあっと驚かせるような新しいものを作ってほしい。でもそれは、一人では無理。いろいろなキャラの集合体によって可能になるので、いい仲間を見つけてください」とメッセージを送りました。

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