異例の斬新講義で夢・目標を叶える秘訣を伝授!ープロデュース論ー

異例の斬新講義で夢・目標を叶える秘訣を伝授!
ープロデュース論ー

公開日:2020年6月12日

ジェットプロダクション 鍋谷直輝氏

さまざまなメディアのプロフェッショナルから学ぶ特別講義『プロデュース論』。

6回目の講義となった6月4日(木)は、(株)ジェットプロダクションの代表取締役社長・鍋谷 直輝 氏を講師にお迎えしました。

大学2年のときからブレーンとして参加している『探偵ナイトスクープ』、朝の情報番組『す・またん!』や夕方の情報番組『ten』(ともに読売テレビ)など、プロデューサーや構成作家としてさまざまな番組を担当。本学のオープンキャンパスやりゅうか祭でもイベントステージのプロデューサーとしてサポートいただいています。

自己プロデュースの場としてのオンライン講義

オンライン講義

今回は、自身の体験から『自分の夢・目標を実現する方法』『自分の人生をどうプロデュースしていくのか』についてお話しいただきました。

「記憶に残る講義にしたいと思っていろいろ考えてきた」と挨拶。軽快なトークをしながら室内に入ると、「今日は一方通行ではなく双方向での講義をしたい。みなさんも、この機会を自己表現・自己プロデュースの場として活用してほしい」と宣言されました。

一度諦めた夢を実現に導いた『好きの本気度』

物心ついたときからテレビ・ラジオが大好きだった鍋谷氏は、小学校高学年のころには「テレビの仕事がしたい」と明確に思っていたそう。中学生のころ、マスコミ業界への就職についていろいろと調べていくうちに、いい大学を出ていないとテレビ局には入れないことを知ります。「知り合いにテレビ関係者がいるわけでも、有名人がいるわけでも、コネがあるわけでもない。当時はまだテレビ業界の9割が外部のフリーランス・制作会社の人間だということを知らなかったから、正攻法で勝負するしかなかった」鍋谷氏ですが、目指した大学は全滅。大学入学前にテレビの仕事をすることを一度諦めたのだとか。「物心ついたころから、テレビを見て、夜中までラジオを聴いていた人間から、そのふたつを取ったら何も残らない。空っぽになってしまった」と。

しかし、大学1年の12月、人生が変わる転機が訪れます。同じ1年生だったクラブの友人から、「そんなにテレビが好きなら、父親がテレビのプロデューサーをしているから、バイトしてみるか?」と声をかけられたのです。鍋谷氏は「出会ってから一度も自分の父親がテレビ関係者だという話を聞いたことがなかったのでびっくりした」と笑いますが、顔を合わせるたびにテレビの話をする姿に、本当にテレビが好きで、テレビの仕事がしたいんだな、とその本気度が伝わったが故に引き寄せた出来事だったのです。

やりたいことを叶えるのに大事なのは“know who”

大学生ながらテレビ業界へと足を踏み入れた鍋谷氏は、本当にいろいろな人と出会っていきます。そのなかで、自分の師匠であるプロデューサーに言われた言葉を今も大事にしているそう。「世の中はknow howじゃない。know whoだ、と。誰を知っているか、が大事なんだと。自分の生き方とか、やりたいことをどうやって実現していくか、悩んでいる人はこの “know who” を大事にしてほしい。生きていくためには、ノウハウより『誰を知っているか』の “know who” が大事」と、鍋谷氏は自身の経験から学生たちにアドバイスを送りました。

とことん『好き』になり、『やりたい』と言い続ける

オンライン講義

「人生における最大のプロデュースは、自分の人生。どうなりたいのか、どう生きていくのか」だ、と話す鍋谷氏。そのためのポイントは、今の自分をどう人に見せるか、知り会っていく人にどう見せるのか、だと。「この世の中、できないことなんてほぼほぼない。やりたい!と手を挙げた人の元に人が集まってくる。人を集めようと思ったら“熱意”を持っていないとダメ。熱意を持とうと思うと、常日ごろから自分が本当に何をやりたいのかを考え、やりたいことをまず好きになる。好きなことをとことんやってみる。そして、その好きなことを人に語れるようになること。やりたいこと・好きなことが、どれだけ心のなかではっきりしていても、それを人に伝えないと意味がない」と熱弁。

鍋谷氏自身、そうやって夢を実現してきたといいます。中学・高校のときに探偵ナイトスクープを見ていて思った「この番組をやりたい」という気持ち。ニュースが好きで、高校生くらいのときから趣味と言えるくらいずっと見ていた昼夜の全ニュース。報道の仕事に就きたいうという思い。一番好きなニュースキャスター・辛坊治郎氏と仕事がしたい、という願い。そんな自分の『好き!』に徹底的にのめり込み、『やりたい!』という思いを、ことあるごとに周りの人たちに言い続けてきたそうです。「言い続けていると、誰かが聞いてくれていて、すぐには叶わなくても、何かのときに思い出してくれる。その積み重ねが自分のやりたいを実現していく」と。

オンライン授業

夢や目標を実現するためには、人をちゃんと頼ること

その後、事前に課題として出していた『夢・目標、やりたいこと・好きなこと』を書いた紙を画面に出してほしい、と学生たちにお願い。100名超の学生が画面上に出した紙を見ていきながら、気になった学生に話を聞き、具体的なアドバイスをしていく鍋谷氏。そのなかで、「一番ダメなのは、嘘をつくこと、知ったかぶりをすること。仕事をするうえでは“高潔”であることが大事。人や仕事や環境や、そういうもののありがたさを享受するためには、自分自身が清らかな人間であることが大事」と、学生を諭す場面も。

できるだけたくさんの学生の『夢・目標』にコメントした後、鍋谷氏は「悩んで書いてくれただろうその紙を持っておいてほしい。こういうことでもないと、紙に書き出したりしないし、これが今のあなたの“やりたいこと”“好きなこと”。まだ、好きなことしかない人は、そこからどうやってつなげていくと仕事になるのか、周りのいろいろな人に相談してみる。人をちゃんと頼って、自分の夢や目標を実現していってください」と伝え、講義を締めくくられました。

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