学生たちも成長! 業界のプロに学んだ4日間のキャリアアップセミナーが終了
公開日:2020年2月29日
現役ホテリエ、ゲストハウスウェディング責任者から、旅館・コンサルティング・教育のトップを講師に迎え、ホテル・ブライダル業界について学んできた『キャリアアップセミナー(ホテル・ブライダル)』。最終日となった2月28日(木)は、‟就職活動”をテーマに、当プログラムの総括となる講義が行われました。
最初に登壇したのは、本学でブライダルを教えている石橋仁美特任教授。『就活マナー講座』と題し、就職する前にマナーを学んでおく必要性について話されました。
冒頭で、就活におけるマナーとはどういうものかを学生たちに質問。それぞれが答えた『マナー』についてひとつひとつ解説したうえで、2日間の会場見学時の学生のマナーや身だしなみに対して厳しい指摘も。「マナーは相手に対しての配慮。だからこそ、日ごろの生活のなかで意識して積み重ねていくことが重要」と伝えられました。
また、今回のように錚々たる講師の方々から直接話を聞けることはとても貴重なこと。その‟価値を理解する”ことの重要性についても、熱く語られていました。
続いて、ホテルを中心としたホスピタリティ業界のプロフェッショナル・マネージャーを育成するビジネススクール【宿屋大学】を運営されている、株式会社宿屋塾代表取締役・近藤寛和氏が、ホテル業界を目指す学生たちへさまざまなアドバイスをされました。
- 仕事をする=自分以外の人を幸せにする行為
- 就職=世の中を幸せにする手段を選ぶこと
- 就活の目的=自己成長。社会に出るために必要な脱皮(内定を取るためではない)
そのためには、①自分を磨く ②どのようなことで幸せ(価値)を創っていきたいのか、目指している企業でそれができるのかをしっかり考える、ことが重要だと。そして最後に、これからのホテル業界に求められる人財について説明。そのために、今から学んでおくべきことについて伝えられました。
午後からの講義は、関西3ホテルの人事採用担当者によるパネルディスカッション。ウェスティンホテル大阪の人事部課長・植村守氏、神戸ポートピアホテル管理本部人事総務部支配人代理・木村寿代氏、株式会社ロイヤルホテル人事部支配人・針辻真澄氏の3名に参加いただき、各ホテルの概要や特徴、インターンや就活時の面接の詳細などをお聞きしました。
プログラムの最後を締めくくったのは、ホテル・ブライダル専門の人材エージェント、株式会社リクラボの代表取締役・久保亮吾氏。『就活の極意』をテーマに語れられました。
面接で大事なのは、あらゆる質問に対して『自分を伝える』つもりで答えること。しかし、実際には9割の学生はできていない、と言います。『自分を伝える』ためには、まず自分自身を深く知ることが必要だ、と強く伝えられました。
また、面接官(人事)が一番聞きたい質問、知りたいこと、面接で見ていること、を学生たちに伝授。そのうえで「相手が何を求めていて、今この場面で何がふさわしいか? 自分の引き出しのなかから間違えず取り出せることが重要。それが、コミュニケーション力です」と、アドバイスされました。
すべての講義が終了した後、4日間にわたる『キャリアアップセミナー(ホテル・ブライダル)』全プログラムを終えた学生たちに、本学人間社会学部観光学科の髙田宏特任教授より、修了証書を授与。
春休み期間中にもかかわらず、朝から夕方まで、真摯に講義や会場見学に向き合い、たくさんの学びや気づきを得た学生たちからは、「来年もぜひ参加したい!」といった声も。その表情には、達成感とともに成長の色も見られました。
業界のトッププロから学んだことを生かして、これからも自分の夢や目標の実現に取り組んでいってほしいと思います。
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