今週の特別講義「プロデュース論」 2018年6月21日

今週の特別講義「プロデュース論」 2018年6月21日

公開日:2018年6月25日

(株)エフエム大阪 クリエイティブ本部 編成部長 中西 貴晃氏

(株)エフエム大阪 クリエイティブ本部 編成部長 中西 貴晃氏

第11回目の「プロデュース論」は、(株)エフエム大阪 クリエイティブ本部 編成部長 中西 貴晃氏にご登壇いただき、ラジオ放送の強みとコンテンツ制作例についてお話しいただきました。

講義の冒頭で、中西氏が学生たちにラジオを持っているか質問すると、ほとんどの学生は持っていないと回答しましたが、最近ではラジオの利用形態が多様化し、スマホアプリを使えば地方のラジオ放送も聞ける環境が整っていることを解説され、受講者の約半数がそういったアプリを知っている、もしくは利用しているという結果が出ました。

ラジオ放送は決してテレビの劣化版ではなく、映像がないことがむしろプラスに働き宣伝効果を生むと話し、「みなさん」ではなくリスナー個人に呼びかけることで距離感の近さを演出できるなど、テレビとは違ったアプローチでリスナーを引き付けるラジオの強みを語りました。

ラジオ放送のメリットとして、(1) 感情移入しやすい (2) 映像を使用しないため役者の知名度等に左右されにくいところをあげ、それらを生かしたコンテンツとして制作したサラリーマンを主役としたラジオドラマについて紹介されました。役者との交流イベントは数千人・数万人規模で成功を収めたとのことです。

クリッカーシステム「レスポン」を用いて寄せられた学生からの質問に沿って講義は進み、放送業界の現状やラジオ番組の企画立案等について、相互交流型で学ぶことができました。

最後に中西氏は、「プロデュースをするうえで、モノの見方、考え方次第で、企画がおもしろくなることもあればお蔵入りになることもある。とにかく制作本数を増やして経験を積むことが大事なので、何事もチャレンジしてほしい。短所を補う方法はたくさんあるが、補うことに注力するのではなく、自分の長所を使って成功へと導くプロセスを大事にしてほしい」と学生たちにメッセージを送りました。

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