目からウロコ!? 意外な夢の叶え方 -プロデュース論-

目からウロコ!? 意外な夢の叶え方 -プロデュース論-

公開日:2019年7月29日

株式会社ジェットプロダクション 代表取締役社長 鍋谷直輝

様々なメディアの最先端で活躍されているプロフェッショナルから学ぶ特別講義『プロデュース論』。外部講師による前期最後の講義となった7月18日(木)は、(株)ジェットプロダクションの代表取締役社長・鍋谷 直輝 氏をお迎えしました。 現在は、大学2年のときからブレーンとして参加している『探偵ナイトスクープ』をはじめ、朝の情報番組『す・またん!』や夕方の情報番組『ten』(ともに読売テレビ)など、プロデューサーや構成作家としてさまざまな番組を担当。本学のオープンキャンパスやりゅうか祭でもイベントステージのプロデューサーとしてサポートいただいています。

今回は『好き』をキーワードに、『プロデューサーという仕事の基本』から『やりたいことの見つけ方』『夢の叶え方』まで、仕事だけでなく自分の『人生』をどうプロデュースしていくのか? についての講義となりました。

好きになるなら、とことん!

株式会社ジェットプロダクション 代表取締役社長 鍋谷直輝氏

『プロデューサー』とは、人の喜怒哀楽を動かす仕事。鍋谷さんいわく「自分と関わる人やチームの仲間にどれだけ気持ちよく仕事をさせてあげられるか? それが想像以上のパフォーマンスにつながったりする。これは、テレビの世界に限った話ではない」と。どんな仕事も一人ではできないからこそ、『プロデューサー的視点』を持つことはとても大事なことです。

必要なのは 「相手をとことん好きになること」であり、「好みや興味をリサーチして、その人を徹底的に研究し、継続的に向き合っていく」こと。 鍋谷さんは「相手が、自分の貴重な時間や自分自身を僕に預けてもいい、と思ってくれるくらいまで、とことん相手を好きになる」を常に意識・実践し続けることで、強固な信頼関係を構築、テレビの世界で結果を出してこられました。最近では、「アナウンサーになりたい」という子どものころからの夢も実現!

相手の好みや興味を理解して、とことん好きになる。そして、いかに自分の虜にするか。このプロデューサーとしての基本は、どんな仕事や環境においても必要な視点といえます。

チャンスを引き寄せる最強の方法

『やりたいことや夢は必ず叶う』と話す鍋谷さんは、その秘訣を「強く念じて、口に出す。以上!」と笑います。「こういうことを言うと笑う人もいるけど、人間は強く念じれば念じるほど、我慢できず口から出てしまうもの。やりたいことや夢は自分の力だけでは叶いません。周りの人が叶えてくれるものだからこそ、言葉にして言い続けることが大事」だと。 これは、大学時代にずっと「テレビの仕事がしたい!」と言い続けた鍋谷さん自身の実体験。「自分がやりたいこと、目指したいことがあるなら、まずは強く念ずること。そして、周りの人たちに自分の思っていることを言い続けること。これは自分の人生をプロデュースするための第一歩」なのだとか。

今は、SNSなどを通して発信する人も多いけど、言うなら絶対リアルな場で! 「人間は生身の生き物。たとえ動画で画面越しに話していたとしても、その人の想いの熱量は直で会わないとわからない。目や息遣いや些細な動きを通して、より伝わるものがある」というのが鍋谷さんの実感だそうです。

『やりたいことがない』は思い込み

意外な夢の叶え方

最後は『やりたいことがない(はっきりわからない)』学生たちへのメッセージ。

毎日生活していて、何かしら自分が『好き』だと感じるものがあるはず。まず、そこから棚卸しをしていく。「お金がもらえるかどうか?」「それで食べていけるか?」は考えず、世の中の常識にとらわれず、『 今、自分が生きているなかで好きなことは何なのか』を考えてみる。次に、その好きなことを仕事にするにはどうしたらいいのか、と順番に考えていくと、必要な行動が見えてくる。そのなかで、仕事につながる『やりたいこと』は見つかっていくと思います。

きっと、みんな何かしらやりたいことはあるはず。でも、「どうせ叶わない・・」と思って「やりたいことがない」と言っている。自分のなかで勝手に「叶わない」と思い込んでいるだけで、たいていのことは叶っていくもの。そのためには、リアルな場で、自分の思っていることや考えを口に出していくことが大事です。

大学生、特に2・3年生は、やりたいことを叶えていくためのベースにいる時期。諦めずにやっていれば絶対にやりたいことは叶う! そのことを心に留めておいてほしい。

そう学生たちに熱く訴えかけると、怒涛の講義を締めくくられました。

特別講義を終えて 学生が感じたこと

  • プロデュースするために、気分を良くする、研究する、など必要なことを知り、納得しました。私も参考にして行動しようと思いました。
  • やりたいことは、強く念じて口に出したら叶う。これは全然考えたことがなかったので、知れてよかったです。少しずつ実践してみます。

講師プロフィール

鍋谷 直輝 氏

株式会社ジェットプロダクション 代表取締役社長

大学生のときにテレビ業界に入り、『探偵ナイトスクープ』にブレーンとして参加(現在も継続中)。フジテレビの全国放送のドラマの制作に携わるなど、学生時代からさまざまな仕事を経験する。その後独立し、2007年に株式会社ジェットプロダクションを設立。現在は、プロデューサーとして、読売テレビの朝の情報番組『す・またん!』、夕方の『かんさい情報ネット ten』などを担当。また、今年の7月、ABCラジオ『週刊ニュース解説 辛坊治郎ズバリ&どうよ!』のアシスタントに就任。「アナウンサーになりたい」と言い続けて18年、憧れの人とのラジオでその夢を叶えた。

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