Nプロジェクト 淡路市仁井地区「ふるさと文化祭」に参加しました
公開日:2019年2月4日
活性化のための提案も
Nプロジェクトと仁井地区の皆さん
淡路島仁井地区の活性化を目指すNプロジェクト。同地区で1月14日(月・祝)に開催された「第32回ふるさと文化祭」に、プロジェクトメンバーの学生21名と教員4名が参加しました。
Nプロジェクトは2017年より活動を始め、2018年度は5名の教員の指導のもと、まちおこしに意欲がある学生有志が企画に参加しています。8月には同地区にある日本語学校「日本グローバルアカデミー(JPGA)」と共同で、廃校となった小学校を会場にしたイベント「こんないいとこ!仁井まつり~淡路が生んだキセキ~」を2年連続で開催、また今年は新展開として10月から12月にかけて「淡路しまコトアカデミー」を開講、農作業などを体験しながら「地域を元気にする具体的提案」の立案に向けて、学びを深めてきました。
「ふるさと文化祭」に参加する学生は、前日から淡路島入りして宿舎で看板作成などを行い、当日は日本語学校「日本グローバルアカデミー」で学ぶ留学生と共同で模擬店を出店しました。また会場設営や後片付け、文化祭の最後のビンゴゲームの進行も担当し、約200名の来場者とともにお祭りを楽しみました。
文化祭の冒頭では、「しまコトアカデミー」に参加した学生たちが「仁井地区(淡路島)活性化のための提案」をプレゼンテーションし、参加者の皆さんには特産の玉ねぎと牛肉を使用したコロッケなど、学生の提案に熱心に耳を傾けていただきました。
学生の声
- 留学生と一緒に各国の挨拶や文化の勉強やいろいろな話をして、お鍋を囲んで本当に楽しかった。
- ふるさと文化祭を通じて、地元の人々の生活がよくわかりました。
- 地域の人たちの温かさを知りました。
- ふるさと文化祭には多くの方々が来られて盛り上がったので、こういうイベントをもっともっと増やして、地域の活性化に貢献できたらと思いました。
前日入りして看板を作成
朝、設営の指示を受ける
地元の方のお店を手伝う
活性化提案をプレゼンテーション
JPGAの留学生と一緒に模擬店
後片付けも担当しました
2019年度 Nプロジェクトを振り返って
栗原正憲教授(Nプロジェクト指導・観光学)
淡路市仁井地区Nプロジェクト活動は2年目に入り、今年度は学生たちが主催する夏イベント、地元が運営する冬イベントの支援に加えて、新たな企画として「淡路しまコトアカデミー」開講の3つの活動を展開しました。
この継続した活動の結果、顔馴染みとなった地元の方々と再会を歓び合う場面が生まれ、地域に溶け込めたことを実感できました。また地元の役員会合に学生代表が出席して意見を述べるなど、初年度の試行錯誤の苦労を乗り越えて、学生たちの成長とともに本来の学生主体の活動へと歩みを進めることができましいた。
新規に開講した「淡路しまコトアカデミー」で学生たちは、1日農業体験活動を快く受入れ支援していただいた地元の方々の生活に寄り添ったことで、過疎化の中にも人々の温かみと自然に囲まれた心地よい住み心地を発見したようです。
3年目を迎える2019年度は、学生らしい工夫を加えながら上述の3つの活動を充実していきます。さらにこれまで課題となっていた「淡路仁井地区ホームページ」を開設し、学生たちのアイデアで仁井地区の魅力を情報発信していく計画です。この活動を通して学生たちのますますの成長を期待しています。
Nプロジェクト参加教員
- 濱田恵三教授、栗原正憲教授、中山一郎准教授、藤原喜美子准教授、辻本乃理子准教授(いずれも人間社会学部)
お問い合わせ
教務部
- ダイヤルイン:078-794-3557