第4回流通シンポジウム
公開日:2010年8月4日
今年度の「流通シンポジウム」では、次世代における流通業のあるべき姿を示すことができるプログラムをご用意いたします。
生産性の向上やイノベーションの創出など、流通業が日本経済の牽引役となるための課題や展望について、偉大な創業者からバトンを継いだ次世代の流通経営者による講演とパネルディスカッションで迫ります。
開催日時・場所
2010年9月19日(日) 13:00~ 流通科学大学 RYUKAホール
プログラム
主催者ごあいさつ
13:00~ 学校法人中内学園理事長 中内潤
「流通を科学的に研究教育することを通じて、世界の平和に貢献し、真に豊かな社会の実現に貢献できる人材を育成する」これは本学園の建学の理念です。
先行きの見えない不透明な時代といわれる21世紀。この時期に再び「流通」という機能を見直し、21世紀型流通形態を再構築し(流通革命)、「欲しいモノを、欲しい時、欲しい場所で、欲しい価格で手に入れることができる」仕組みと心の豊かさを伴った「真に豊かな社会」創り(生活革命)をもう一度考える時期に来ているのではないでしょうか。
このシンポジウムでは流通革命の歴史、現状、将来を見渡し、「現代において、その流通のキーである小売業が果たさなければならない使命とは何か」を、あらためて考えてみたいと思います。多くの皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。
テーマ解題
13:10~ 流通科学大学学長 石井淳蔵
日本経済が成熟期に入って久しい。賢くなった生活者はさらにより良い安価なサービスを求める一方で、流通企業各社の競争はいっそう厳しさを増しています。大量のモノをより安く提供するというだけでは、流通業界の競争にはすでに生き残れなくなっています。
今まさに、流通企業にとって、新しい戦略的な方向付けと、新しい経営(マネジメント)が必要とされています。中内㓛が流通革命を開始してすでに半世紀。時代は変わり、新しい流通パラダイムに向けた胎動は激しさを増しています。
講演
13:30~ 株式会社ライフコーポレーション代表取締役社長 兼COO 岩崎高治氏
当社は首都圏・近畿圏の2大商圏に210店舗を構えるスーパーマーケットです。「お客様からも、社会からも、従業員からも信頼される日本一のスーパーマーケット」をビジョンに、現在「第三次中期3ヵ年計画」の最終年度を迎えています。
景気低迷の厳しい環境下、情報システムの刷新・物流センターの再構築や人事制度改革などを通じて、社内外のインフラを整備し、翌2011年度に控える「創業50周年」を、新たなスタートと捉えた当社の取り組み事例を中心にご紹介させていただきます。
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14:15~ 加藤産業株式会社 代表取締役社長 加藤和弥氏
食品流通は大きな曲がり角に差し掛かっています。規模の利益の追求から、本当の消費者の満足度を高めるための取り組みに変わっていかなければなりません。それは、生活者への豊かな食生活の提供を意味しています。
そのために卸売業は何をしなければならないのか、どう変わらないとならないのかが、これからのの大きな課題です。この課題に対して、どのように考え、試行錯誤しているかの現在進行形をお話したいと思います。
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15:30~ パネルディスカッション 「次世代の流通」
- パネリスト: 岩崎高治氏、加藤和弥氏、高室裕史准教授(流通科学大学商学部)
- 司会: 清水信年准教授(流通科学大学商学部)
「次世代の流通」をテーマに、日本の流通産業において求められる変革や新たな価値創造活動について、パネルディスカッションで意見交換を行います。パネリストとして業界の将来をリードしていくお二人の若手経営者、岩崎高治氏と加藤和弥氏に加え、2011年度より本学に新設される総合政策学部・流通フロンティアコース長に就任予定の高室裕史准教授も登壇し、会場の方々とともに議論を展開します。
司会は流通科学大学の清水信年准教授(同じく商学部・リテールマネジメントコース長に就任予定)が担当します。
後援
(財)関西生産性本部、神戸商工会議所、(財)神戸ファッション協会、日本経済新聞社 神戸支社、(社)日本マーケティング協会
協賛
オール日本スーパーマーケット協会、協同組合セルコチェーン、(社)日本加工食品卸協会、日本小売業協会
(社)日本ショッピングセンター協会、日本スーパーマーケット協会、(社)新日本スーパーマーケット協会
日本チェーンストア協会、(社)日本フランチャイズチェーン協会
お申し込み
お申し込み期間は終了しました。
多数のお申し込み誠に有難うございました。
お申し込みいただいた方には、参加証を9月にお送りいたしますので当日ご持参願います。
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